2010年9月30日木曜日

披露宴

高層階へエレベーターで一気に上がるとき、耳がつーんとするでしょう。

新宿の54階で友人の披露宴があった。

つーんとするのが、走馬燈のようだった。

2010年9月14日火曜日

作品「斜面の自画像」

「斜面の自画像」2010年
素材:鏡、木材、ペンキ
場所:大町市虹の家側の斜面
湖畔の原始感覚美術展 8/1〜8/31に出品

先月まで展示していた作品について紹介します。
[内容]
舞台となった斜面には、背丈の長さほどあるワラビやコウゾなどの草が茂っており、それを刈ることで通路をつくり、探索しながら作品を体験します。

道は降ったり上ったりする徒歩3分ほどの長さです。そして道中には、とくに急な傾斜が2カ所在り、そこには数多くの鏡が設置されています。

鏡があることで、手すりに掴まって足下を確かめながら降る「自身の映り込み」を見られるつくりになっています。また険しい上り道においては、傾斜に沿って上向きの鏡があることで前傾姿勢の自己像が見られます。

その際の自己像とはポートレートなどで用いられることの多い胸像・全身像の構図ではなく、靴や手、頭部からお腹などが断片的に同時に映る像です。しかも鏡は斜面に沿って置かれているため、ナナメから映り込む自己像になっています。

このようなアトラクションのある本作品は「上り降りする自己の反射」を通して、斜面という土地の自己像を描き起こそうという「自画像」です。




スタート地点にある斜面の部屋

2010年9月13日月曜日

交通手段

つい先日、自転車で世界中を旅している人と会った。名前は本郷毅史さん。

アフリカの喜望峰から日本まで自転車を漕いだそうな。たいへんなことである。

後日、本郷さんと再会すると、彼の友人も一緒にいて話を聞くと、徒歩で世界中を旅しているという。

ヨーロッパや南米、現在は日本中を歩いているという。名前は児玉文曉さん。

しかし…たいへんでしょう、とか思っていると

自転車の本郷さんも「徒歩は時間がかかって大変でしょう」と言う。

徒歩の児玉さんは「でもチャリは坂道が大変でしょう」と言い返す。

さらに「徒歩は楽しいよ、よく観光バスが追い越したりするけど、乗っている人は寝ていたり、退屈そうにしているよ」と児玉さん。

なるほどーと思った、けど、僕は飛行機でいいかな、とも思いました。

2010年9月10日金曜日

埼玉のスポット


埼玉のある街の地図をつくるため、地元の方にオススメの場所を教えてもらった。

そうしたら上の写真のようなスポットを最初に案内してくれた。

こういう場所は一般的な地図に載せにくい。いわゆる風光明媚ではないし、施設とか、公園とか役割があるわけではないからだ。

しかし、ちょっと載せてみたい。

ここは区画してつくったというより、区画されて出てきたよ、という感じで、コントロールの多い街中においては、違ったモードで時間を過ごせる。

もしくは誰かの私有地で、ずっと放りっぱなしなのかもしれない。

そして写真に撮ると、なんだか趣を感じる。

ここを紹介してくれた彼は、その後も自然公園や気持ちの良い場所を教えてくれた。

スケールの大小はあるけど、全てが「中庭」みたいだった。

初めて訪れた家だが、庭だけを案内されたようなものだ。

でもたしかに気持ちが良かった。

中庭の地図も面白いかもしれないな。